食事介助ロボットにおける視覚機能の研究


◆研究概要
近年、高齢化進行の影響により要介護者認定数が増加傾向にあり、それに伴い介護者の人手不足がさらに深刻化することが考えられます。介護業務の1つである食事介助において、今後人手不足のため介助を十分に行うことができず、被介護者に対して十分な食事介護を行うことが困難になると考えられます。
本研究では、画像処理を用いることで快適なペース配分を推定して食事介助を行うロボットの開発を最終目標としています。本研究では、奥行きを測定可能なdeapthカメラを用いて食事の被介護者の対象者の咀嚼と嚥下の検出を行い、それらの情報から摂食ペースを機械学習により推定し、その情報に基づいてペース配分を自動的に調整可能なシステムを研究しています。

◆共同研究・協賛
早稲田大学 高西研究室
特定非営利活動法人ウェアラブル環境情報ネット推進機構WIN

◆発表文献
〇国内会議
[1] 矢野翔大, 藤本篤人, 大川内隆朗,大谷淳 , Study of Recognizing Eating Situations of Care Recipients by Analyzing RGB-D Sequences,Visual/Media Computing Conference 2017